桃の季節はいつ?旬の時期・一番おいしい月・品種別の違いを徹底解説

桃の季節はいつでしょうか?
実はこの質問は、当店に寄せられるお問い合わせの中でも特に多いご質問のひとつです。
「桃は夏の果物というイメージがあるけれど、具体的には何月が旬なの?」
「一番おいしい時期はいつ?」
「今注文すると、旬の桃が届くの?」
このように、桃の季節・旬の時期については、多くのお客様が疑問や不安を感じています。
結論からお伝えすると、桃には明確な“旬の季節”があり、さらに品種ごとに一番おいしい時期が異なります。
実は桃は「いつ食べても同じ」果物ではなく、収穫される季節によって甘さ・食感・香りが大きく変わる果物なのです。
日本で栽培されている桃は、早いものでは6月頃から出回り始め、最盛期は7月〜8月、そして晩生品種は8月下旬から9月にかけて旬を迎えます。
つまり、「桃の季節」はひと月で終わるのではなく、品種のリレーによって長く楽しめる果物なのです。
しかし一方で、旬を知らずに購入してしまうと
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本来の甘さを感じにくい
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食感が硬すぎる、または柔らかすぎる
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「思っていた桃と違った」と感じてしまう
こうした“もったいない体験”につながってしまうことも少なくありません。
だからこそ、桃を本当においしく味わうためには「季節」と「旬の時期」を知ることがとても重要なのです。
この記事では、
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桃の季節はいつからいつまでなのか
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一番おいしい旬の時期は何月なのか
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早生・中生・晩生など品種による季節の違い
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旬の桃を選ぶポイント
これらを、桃を専門に扱う立場から分かりやすく、丁寧に解説していきます。
「せっかく桃を食べるなら、いちばんおいしい季節に楽しみたい」
「旬の桃を自宅用や贈り物に選びたい」
そんな方は、ぜひ最後までご覧ください。
桃の季節を知ることで、桃の美味しさは想像以上に変わります。
桃はいつ取れるのか?
桃は、日本の果物の中でもはっきりとした季節性を持つ果物です。
一般的に、桃が収穫される季節は7月から8月にかけてとなります。
この時期は全国各地の桃の産地で収穫が最盛期を迎え、市場や通販でも多くの桃が出回ります。
実際、日本国内で栽培されている桃の品種の大半が7月〜8月に収穫されており、この時期こそが「桃の季節」「桃の旬」と言えるタイミングです。
強い日差しと昼夜の寒暖差を受けて育った桃は、果汁が多く、糖度が高くなりやすく、一年の中で最もおいしい状態になります。
一方で、桃の収穫時期はすべてが同じではありません。
桃には多くの品種があり、それぞれに適した収穫の季節があります。
まず、6月頃に収穫される桃は「早生種(わせしゅ)」と呼ばれます。
早生種の桃は、初夏の訪れを感じさせる存在で、
「今年初めての桃を味わいたい」「少し早めに桃を楽しみたい」
という方に人気があります。
ただし、全体の流通量は少なく、限られた期間しか出回りません。
その後、7月から8月にかけては、中生種・主力品種の収穫時期となり、全国の桃の産地が本格的な収穫シーズンに入ります。
この時期は、甘み・香り・果汁のバランスが最も良く、
「桃といえばこの季節」と多くの方がイメージする、まさに王道の旬です。
さらに、品種によっては**8月下旬から9月頃に収穫される晩生種(おくてしゅ)**も存在します。
晩生種の桃は、果肉がしっかりしていて日持ちが良く、
甘さが濃厚で食べ応えがあるのが特徴です。
「夏の終わりまで桃を楽しみたい」「少し遅めの時期に旬の桃を味わいたい」
という方に選ばれています。
このように、桃の収穫時期は
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6月:早生種(一部の品種)
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7月〜8月:最盛期・全国的な旬
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8月下旬〜9月:晩生種
という流れで続いていきます。
そのため、桃は単に「夏の果物」というだけでなく、
品種を選ぶことで、6月から9月頃まで長い季節楽しめる果物なのです。
桃の季節や収穫時期を知っておくことで、
「今が一番おいしい桃なのか」
「どの時期にどんな桃を選べばよいのか」
といった疑問が自然と解消され、失敗のない桃選びにつながります。
7月の桃はどのような品種があるのか?
7月は、桃の季節が本格的にスタートする重要な時期です。
6月に一部の早生種が出回り始めますが、7月に入ると全国各地の桃の産地で収穫量が一気に増え、桃の旬が始まったことを実感できる季節になります。
特に7月上旬は、早生種(わせしゅ)と呼ばれる品種が中心となり、
「今年初めての本格的な桃」
「夏の訪れを感じさせる桃」
として多くの方に楽しまれます。
7月上旬を代表する桃「日川白鳳(ひかわはくほう)」
7月の桃の季節に入って、**最初に注目される代表的な品種のひとつが「日川白鳳」**です。
日川白鳳は、1973年に山梨県で発見された桃で、1981年に正式な新品種として登録されました。
現在では、7月上旬に収穫される桃の中でも特に知名度が高く、多くの産地で栽培されています。
日川白鳳の大きな特徴は、果汁の多さと安定した甘さです。
糖度はおおよそ11〜12度前後と、7月の早い時期に収穫される桃としては比較的高く、
さっぱりとしながらも、しっかりとした甘みを感じることができます。
果肉はやや柔らかめですが、極端に崩れることはなく、ほどよい固さを保っているため食べやすいのも魅力です。
果実の大きさは1玉あたり250g前後が多く、家庭用としても贈答用としても扱いやすいサイズ感となっています。
7月の桃の特徴と楽しみ方
7月に収穫される桃は、真夏のピーク前に育つため、
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みずみずしさ
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爽やかな甘さ
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さっぱりとした後味
といった特徴を持つ品種が多い傾向にあります。
「濃厚でねっとりした甘さ」というよりは、暑くなり始めた季節に食べやすい、軽やかな味わいが魅力です。
そのため、
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朝食やデザートとして
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冷やしてそのまま
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スムージーやフルーツポンチ
など、さまざまな食べ方で楽しめます。
7月の桃は「旬の始まり」を味わう季節
7月の桃は、一年の中で最も早く“旬らしさ”を感じられる時期でもあります。
この時期の桃を味わうことで、
「今年も桃の季節が始まった」
という季節感をしっかりと感じることができます。
また、7月はこの後に続く中生種・晩生種へとつながる桃のリレーのスタート地点です。
ここから8月にかけて、甘さや食感が異なるさまざまな桃が次々と登場し、
桃好きの方にとっては最も楽しみな季節が続いていきます。
7月上旬から出回る早生種「加納岩白桃(かのいわはくとう)」
7月上旬の桃の季節には、「日川白鳳」以外にも、早生種として知られる桃がいくつか登場します。
その中でも、毎年安定した人気を誇るのが**「加納岩白桃(かのいわはくとう)」**です。
加納岩白桃は、7月上旬頃から収穫が始まる早生種の桃で、
「7月の桃といえばこの品種を思い浮かべる」という方も多い、
夏の始まりを代表する桃のひとつです。
この桃の最大の魅力は、果汁の多さと高い糖度にあります。
口に含んだ瞬間に果汁があふれ出し、
早生種でありながらもしっかりとした甘さを感じることができます。
酸味は控えめで、甘みが前に出る味わいのため、
「甘い桃が好き」「7月でもしっかり甘い桃を食べたい」
という方に特に人気があります。
また、加納岩白桃は果肉の繊維が非常に少ないことも大きな特徴です。
舌に残る繊維感が少なく、
とろけるような、なめらかな歯触りを楽しめるため、
柔らかい食感の桃を好む方から高い評価を受けています。
品種の由来にも特徴があります。
加納岩白桃は、「浅間白桃(あさまはくとう)」の枝変わりとして発見された桃で、
その優れた品質が評価され、1983年に加納岩農業協同組合によって品種登録されました。
長年にわたり安定した栽培が続けられている、信頼性の高い品種です。
主な産地は、桃の収穫量が全国第1位を誇る山梨県。
日照時間が長く、昼夜の寒暖差がある山梨県の気候は桃の栽培に非常に適しており、
加納岩白桃の甘さと食感を最大限に引き出しています。
7月上旬に収穫される加納岩白桃は、
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初夏から本格的な桃の季節を感じたい
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果汁たっぷりのジューシーな桃を味わいたい
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繊維感の少ない、なめらかな桃が好き
といった方にぴったりの品種です。
このように、7月上旬の桃の季節には、
それぞれ異なる魅力を持った早生種の桃が登場し、
桃の旬が本格的に始まったことを実感できる時期となります。
7月の桃は、これから続く8月の最盛期へ向けた、
まさに“旬の入り口”を楽しむ季節と言えるでしょう。
8月の桃はどのような品種があるのか?
8月は、桃の季節の中でも**“後半戦”にあたる重要な時期**です。
7月に早生種・中生種が多く出回るのに対し、8月に収穫される桃は、比較的遅い時期に成熟する品種(晩生種)が中心となります。
この時期の桃は、じっくりと樹上で育てられるため、
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果実が大きい
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果肉がしっかりしている
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甘みが濃く、味に深みがある
といった特徴を持つものが多く、
「桃の中でも特に完成度が高い季節」とも言えるでしょう。
8月を代表する晩生種の王様「川中島白桃」
8月の桃の中でも、特に高い人気と知名度を誇る品種が、
当店でもメインで取り扱っている**「川中島白桃(かわなかじまはくとう)」**です。
川中島白桃は、**晩生種(おくてしゅ)**に分類される桃で、
収穫時期が非常に遅いことが最大の特徴です。
一般的な桃が7月に旬を迎えるのに対し、
川中島白桃の収穫は8月のお盆過ぎから本格的に始まります。
毎年の収穫時期は比較的安定しており、
8月20日頃から出荷がスタートするのがひとつの目安です。
この時期になると、「いよいよ桃の最終章が始まった」と感じる方も多いのではないでしょうか。
川中島白桃が「桃の王様」と呼ばれる理由
川中島白桃は、長野県の中でも桃の名産地として知られる
**川中島**で偶然誕生した品種です。
1977年に命名されて以降、その品質の高さから全国に広まり、
現在では「桃の王様」とも称される存在になりました。
果実の大きさは1玉あたり約250〜350gと大玉で、
見た目にも迫力があり、贈答用としても非常に人気があります。
果肉はやや硬めでしっかりとした歯ごたえがあり、
この硬さこそが川中島白桃の大きな個性です。
そのため、日持ちが良く、輸送にも強いという特徴を持ち、
通販や贈り物に適した桃として高く評価されています。
また、糖度が高く、甘さがしっかりしているため、
「甘くて、少し固めの桃が好き」という方には特におすすめの品種です。
固さが気になる方へ|川中島白桃のおいしい食べ頃
一方で、
「柔らかい桃が好き」
「最初は少し固く感じる」
という方もいらっしゃいます。
その場合は、購入後すぐに食べず、常温で1〜2日ほど置いてから食べるのがおすすめです。
追熟させることで果肉がやわらかくなり、
甘みがより引き立ち、ジューシーさが増した川中島白桃を味わうことができます。
このように、食べるタイミングを調整できるのも、
果肉がしっかりした川中島白桃ならではの魅力と言えるでしょう。
8月の桃は「旬の完成形」を味わう季節
8月に旬を迎える桃は、
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甘さ
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食感
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保存性
のバランスが非常に良く、
桃の集大成とも言える味わいを楽しめる季節です。
特に川中島白桃は、
「夏の終わりに、本当においしい桃を食べたい」
「贈り物として、失敗しない桃を選びたい」
という方にとって、最適な選択肢となるでしょう。
8月を代表するもう一つの桃「黄金桃(おうごんとう/ゴールデンピーチ)」
8月の桃の季節を代表する品種は、川中島白桃だけではありません。
一般的に桃といえば、ピンク色や白っぽい果皮の桃を思い浮かべる方が多いと思いますが、
8月には見た目も味わいも大きく異なる、特別な桃が登場します。
それが、**「黄金桃(おうごんとう)」**です。
黄金桃は、その名の通り、果皮・果肉ともに美しい黄色をした桃で、
別名「ゴールデンピーチ」とも呼ばれています。
市場に出回る量が比較的少なく、
「初めて見た」「桃なのに黄色いの?」
と驚かれることも多い、希少性の高い桃です。
黄金桃の旬は8月下旬|桃の季節の終盤を彩る存在
黄金桃の旬の時期は、8月下旬頃。
桃の旬とは「収穫の時期」を指しますが、
黄金桃も例外ではなく、最もおいしくなるのは8月の後半とされています。
表向きには、8月上旬頃から出荷が始まることもありますが、
青果のプロや農家の方の間では、
「黄金桃は川中島白桃と同じく、8月下旬こそが本当の旬」
と言われることが多い品種です。
つまり、黄金桃は
桃の季節のクライマックスを飾る存在
とも言えるでしょう。
長野県長野市で誕生|川中島白桃の“兄弟品種”
黄金桃は、長野県長野市で誕生した桃です。
実はこの黄金桃、
川中島白桃から偶然誕生した品種で、
いわば川中島白桃の“兄弟”にあたる存在でもあります。
そのため、
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果実が大きい
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しっかりとした品質
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晩生種らしい濃厚な味わい
といった点で、川中島白桃と共通する魅力を持っています。
黄金桃の味と食感の特徴
黄金桃の最大の特徴は、
とろけるような果肉(溶質)と、
強い甘みとほどよい酸味のバランスです。
白桃系の桃が
「さっぱりとした甘さ」「みずみずしさ」
を持つのに対し、黄金桃は
コクのある甘さと、奥行きのある味わいが特徴的です。
甘いだけでなく、
ほんのりとした酸味が後味を引き締めてくれるため、
「甘すぎる果物は少し苦手」
という方にも食べやすい桃と言えるでしょう。
サイズは大玉クラス|満足感のある桃
黄金桃のサイズは、1玉あたり300g前後と大玉サイズ。
見た目にも存在感があり、
カットした際の果肉の黄色が非常に美しく、
贈答用や特別な日のデザートとしても人気があります。
黄金桃はこんな方におすすめ
黄金桃は、
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普通の桃とは違う味を楽しみたい
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甘みがしっかりした桃が好き
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桃の旬の終盤まで楽しみたい
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希少性のある桃を味わいたい
といった方に、特におすすめの品種です。
8月下旬という限られた時期にしか味わえない黄金桃は、
「桃の季節の締めくくり」にふさわしい一玉と言えるでしょう。


